●ニュースNo.208(2006年01月15日発行) ◎新年のあいさつ □大井町ビラまき報告(休載) |
今年もよろしくお願い致します |
□新年のあいさつ1995年12月19日の出獄から、もう10年がたちました。世の中全体に「これまで通りにはやっていけない」という認識が広く、深く定着するなかで、「富山事件」=無実の訴えが着実かつ確実に市民権を拡大しつつあります。しかし、本当に〈貫徹力〉が発揮されなければいけないのは、今であり、これからです。原点に立ち返り、がんばります。今年もよろしくお願いいたします。 (富山) |
□新年のあいさつ 新たな年が明けた。今年こそ「開かずの扉」といわれる再審の門を開かせたい。その為には富山事件が冤罪であることを広範な人々に認知させ継承すること。そして、たゆまない運動の継続の必要性を感じる。 □新年の一言 最近は小泉によって世の中が戦争へ向かって進んでいる。 □亀の一言『虚偽問題』 日本の社会を揺るがしている建築物の耐震強度・構造計算偽造問題。米国ではブッシュ大統領が開戦の理由にした「イラクの大量破壊兵器(核兵器)保持」が全くの虚偽であった。韓国ではESねつ造。等々、次から次に明らかになる偽造、ねつ造は怒りなくして語れません。 今年も新たな年が明けた。 1987年11月の上告棄却後、再審を準備し始めてから18年、1994年6月20日に再審請求書を提出してから11年半が経過している。日々は時間に追われ忙しく過ぎ去っていくが、過ぎてみるとなんと長い歳月か。富山さんにすれば、逮捕以来31年であり、奪われた月日を思う時、こんな感慨に浸っているどころではないだろうが、最近、頓に、つくづく長い闘いだと思うことがある。そして、思うのは、長期にわたる闘いだからこそ、常に原点に立ち戻ってみることが必要ではないかということである。もう一度、原点にもどってみよう。長期の闘いであるからこそ、原点を見失ってはならない。 |
□「かちとる会」に来た年賀状から(阿藤周平さん) (青柳晃玄さん) (再審準備中のIさん) (大槻泰生さん) (Mさん) (Mさん) (杉並のYさん) (櫻井善作さん) (杉並のAさん) (伊藤純子さん) (小野正春さん) (広島の松野さん) (袴田再審のために奮闘中の平野雄一さん) (神戸市民救援会議) (飯島豊さん) (救援連絡センター) (三浦和義さん) (国賠ネットの土屋翼さん) (大井町のKさん) (森研一さん) |
【松元ヒロさんのソロライヴへのお誘い】
3月8日(水)から12日(日)まで松元ヒロさんのソロライヴがあります。 笑う門には福来たる。お時間のとれる方はぜひお出かけください。おなかの皮がよじれること請け合いです。 ○詳しい日程などは、(ファンクラブ「松元ヒロを応援する愉快な仲間たち/ヒロポンの会」ホームページ)に紹介されています。 |
□書評『目撃供述・識別手続きに関するガイドライン』(「現代人文社」発行・2800円) 土屋翼(国賠ネットワーク) 目撃証言は曖昧である。曖昧さ故に目撃証言をでっち上げられた冤罪は多い。2000年11月に立ち上がった「法と心理学会」は、設立当初から、目撃のガイドラインを作ることを意図し、できあがった労作が本書である。英・米にはすでにガイドラインがある。この列島にも早急にガイドラインに沿った第三者機関を立ち上げたいものである。第三者機関といっても、マンション構造偽造に端的なように、万全ではないが、われわれが見守り人権が守られる列島を早急に構築したいものである。 【『救援』第441号・2006年1月10日発行より、筆者の許可を得て転載しました】 |
休載
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