カテゴリー
NEWS

ニュースNo.191(2004年8月15日発行)

 

タイトル 無実の富山さんの再審無罪をかちとる会ニュース ●ニュースNo.191(2004年8月15日発行)◎広島に行ってきました

大井町ビラまき報告

【河童橋から見る穂高(長野県上高地)】

東京高裁第4刑事部はすみやかに再審開始決定を

署名にご協力をよろしくお願いいたします

■広島に行ってきました

富山、山村の凸凹コンビ 今年も8月6日に広島に行ってきました。当初は、私一人の予定でしたが、恒例のヒロシマ行を欠席するのは後ろめたいらしく、予定を積極的に変更ということで、富山、山村の凸凹コンビで参加。
暑い、やはり8・6ヒロシマは暑い。私の知る限りでも、雨が降ったのは一度くらいで、たとえ曇っても気温だけは悲鳴を上げたくなるほどというのが8・6です。
さっそくビラをまき始めましたが、いつものように、受け取りは良好。できるだけ若い人たちに渡そうと心がけたらじつに反応が良くて、感激。手渡すのが追いつかなくてあたふたするほど。お昼前には全部まき終わってしまいました。

ビラまき

昼飯はお好み焼き さて、仕事がすんだら昼食。広島での昼食はお好み焼きに決まり。「お腹がすいた」と騒ぎ立てる山村をなだめるために「昼飯はお好み焼き」を実行。
「被爆59周年/今こそ、ありったけの力を集めて戦争を止めよう/8・6ヒロシマ大行動」は、2800人が参加して行われました。開会あいさつに立った 集会呼びかけ人の栗原君子さん(元参議院議員)は「今年の8・6ヒロシマは戦時下の大行動となった」とイラク派兵・有事立法と対決する重要性を強調し、当 日早朝に広島県教職員労働組合の施設が銃撃されたことを弾劾して、「様々な圧力をはねのけて、教育基本法の改悪を阻止し、子ども達の未来を確かなものにす るために、今日の集会を成功させよう」と訴えました。地元広島の教育労働者、青年労働者を先頭に全国から昨年を上回る参加、そして韓国、中国、イラクから の参加で、熱気溢れる集会になりました。

8・6ヒロシマ大行動 集会場

デモ「イラク攻撃反対」の横断幕

会場で、大槻泰生さんと会いました。思ったより元気そうでしたが、娘さんや息子さんから「少しは私たちの言うことを聞くようにお説教してください」とのことなので一言、「全部聞けというのは無理でしょうから、せめて三割くらいはまじめに聞いてください。必ず守ること」。
 デモは長蛇の列で、外国人の親子や若者たちがつぎつぎに加わってくる「こんなに楽しく、解放感あふれるデモは初めて」(初参加の教育労働者の感想)というものでした。
印象に残ったのは大挙参加した小学生たち。終始、元気にシュプレヒコールしていました。素晴らしい。こういう子たちがいるかぎり未来は大丈夫、と意を強くしました。
わが友健さんも元気にデモ行進。
「かちとる会広島」の会員は集会の成功のために奮闘中ということで、恒例の広島での集まりは中止・延期。

広島2004夏の灯籠流し

 翌日の仕事のために灯籠流しも見ないで帰京した山村は、二三日熱中症状態が続いたとか。私もおとなしく翌日に備えました。熱いヒロシマでした。(富山)

 

大井町ビラまき報告

 七月の結果は、
亀さん・・・・・・・3名
うり美さん・・・・・1名
富山さん・・・・・・0
山村・・・・・・・・0

前回、「次回をご覧あれ」と書いたが、今回も砕け散った。しかも、負けた者同士のジャンケンでも負けたということで、またも私がこの欄を書く羽目になった。

第三刑事部(中川武隆裁判長)の棄却攻撃は、弁護団の怒りに火をつけた。昨年十月の裁判所の「求意見」に対し、十二月二六日、説得力 に満ちた膨大な「意見書」および「事実の取調請求書」を提出、年明けには、検察官の意見書を木っ端みじんにする反論の意見書を提出、さらに事実調べや証拠 開示を求めて折衝を繰り返した。三月三十日の棄却決定に対しては、「理由を付して」「三日以内に」とされる異議申立期間に全精力を集中して異議申立書を書 き上げてくださった。その勢いで、異議審においても、補充書や新たな鑑定、意見書、証拠開示、等々、全力で取り組んでくださっている。
当然、弁護団の動きに比例して、弁護団事務局も忙しくなる。やらなければならないことが山積みで気ばかりが急く。富山再審で動くのはどんなに忙しくとも決して苦にならないのだが、思うように時間が取れないと、どうしようもない苛立ちに襲われる。
そうした中、何人もの方からの棄却決定に対する批判、御助言や激励に勇気づけられている。
先日も、「再審というのは大変ですね」という私のため息まじりの言葉に、ある大学の先生は「確かに大変ですね。しかし、時代背景というのがある。今、 『法と心理学会』などをはじめとして、目撃証言についてひとつの状況ができつつある。富山再審もこうした中で考えるべきで、悲観することはないと思います よ。私も、目撃証言の危険性について、講義などいろいろな場を使って話していこうと思っている。そうした意識を持った人を一人でも多く育てたいと思ってい ます」。ほわっと心が温まるような気がした。
四月九日には大阪地裁で、傷害事件について、被害者の犯人識別供述が信用できないとして無罪が言い渡されている。判決で、裁判官は目撃証言の危険性について強く指摘している。

次回、またこの欄を書くことになったら、この判決について書こうと思う。 (山村)

大井町のYさんから

休載

jump page top