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ニュースNo.227(2007年8月25日発行)

 

タイトル 無実の富山さんの再審無罪をかちとる会ニュース ●ニュースNo.227(2007年8月25日発行)◎若い力が炸裂した「8・6ヒロシマ大行動」
大槻さんからのメッセージ

大井町ビラまき報告

□若い力が炸裂した「8・6ヒロシマ大行動」

みなさんお元気ですか。ついに「真夏日」を通り越して「猛暑日」なる形容が日常化してしまったこの夏ですが、いかがおすごしでしょうか。ご自愛ください。

 私は、今年も恒例の8・6ヒロシマに行ってきました。日程的には前倒しで4日(土)から参加です。4日から広島に行って6日までどうするんや、と言われ そうですが、今年は盛り沢山で、4日「青年集会」、5日「国際連帯集会」、6日は全一日行動という具合に、暑さをうわまわる熱気に満ちた密度の濃い3日間 でした。
まず青年集会、つい自分の年齢を忘れて出しゃばってしまいたくなるのを自制しているつもりなのだが、「ステージパパ」をやって嫌われるんじゃないよの声が聞こえてきそう
なほどはしゃいでしまう自分をはっきり自覚できるくらいのってしまう雰囲気でした。そして、この若者の熱気が終始ヒロシマ行動を牽引したのが、今年の特徴 といえます。楽しくなってきました。ともにたたかい、未来を託せると本当に心から実感できる力が台頭してきました。じつは、それを確認するために4日から 広島
にきたのですが、期待通りで来た甲斐がありました。
翌5日は国際連帯集会と、各産別労働者の交流集会。国際連帯集会は、今年も健さん(中島健、中学・高校の同級生)が大活躍。国際連帯の名にふさわしく着 実に充実しているのはうれしいことです。重慶大爆撃訴訟団は翌日のデモにも参加。同行のテレビが取材していました。韓国でもたたかいはきちんと報道されて いるそうです。「戦争を阻止する日本の闘う農民」として三里塚の萩原進さんが参加・発言されたのが印象的でした。健さんは翌日も早朝から決起ということで 一日中忙しく奮闘しており、結局、メッセージをもらいそこねました。

河原井さん・根津さん・佐藤さん

 国際連帯ということで、もうひとつ。根津公子さん(東京の教育労働者。03年の「10・23都教委通達」にもとづく「日の丸・君が代」強制に 反対して不起立をつづけ、07年3月の卒業式における不起立に対して「停職6ヶ月」の処分。ぜひ、ビデオ・プレスの『君が代不起立』をご覧ください)のた たかいをアメリカNEA(全米教育協会・320万人)の大会で訴えてきた佐藤さんと遭遇したので、根津さん、河原井さん(根津さんとともにたたかう東京の 教育労働者、「停職3ヶ月」の処分)とスリー・ショット。反響はすごくて、続々署名が集まったそうです。パンフレット『海を渡った不起立闘争』(労働者学 習センター・300円)をご覧ください。
6日は、「8/6ヒロシマ大行動」の会場前でビラまき。日本共産党の赤旗販売を圧倒してがんばっていたら(そうなのです。こちらは爆取裁判事務局と2人 なのだが、内容も迫力も凌駕)、けっこう署名が集まって大童。50人ほど署名していただいたかわりに、ビラをまききれないで残してしまいました。これは、 ちょっと想定外でした。あらためて、広島まで同行してビラまきに協力してくれていたわが事務局のみなさんに感謝です。
集会・デモは冒頭で紹介したとおり、未来をひらく若い力を先頭に2500人が参加。自民党を大惨敗にたたき込んだ労働者人民の怒りと結びつくのは私たち だという覇気のみなぎる、熱気溢れるよい集会でした。会場で、健さんとともに早朝から決起した大槻泰生さん(「かちとる会」会員・「反戦被爆者の会」会 長)からメッセージをいただきました(5頁に掲載)

圧巻だったのはデモ。若者たちは終始戦闘的にやりぬき、途中で機動隊が一人の労働者を不当に逮捕しようと襲いかかったのを阻止して、逆に包囲。見守っていた広島市民とともに弾劾の嵐で弾圧をはね返して、
防衛・合流。最後に全員が待ち受ける平和公園に登場したときは、さながら凱旋というべき光景が出現しました。
今回の広島も毎年言っているように「いままでで一番暑い」日の連続でしたが、確かな手応えを感じる4日間でした。宿題は、広島で富山再審集会をやるということです。実現に向けてがんばります。 (富山)

 

 

大槻泰生さんからのメッセージ

 広島の大槻です。富山裁判は富山君が不屈にたたかっているというだけではない、たたかう労働者にとって共同の課題です。この弾圧はた んに富山君がやられただけではない、たたかう広島人がやられた、ヒロシマをたたかう人間全体におそいかかった弾圧であることをはっきり認識いたしましょ う。その認識にたってたたかいぬきましょう。

□あなたもぜひ会員になってください

「無 実の富山保信さんの再審無罪をかちとる会」(「かちとる会」)では、富山さんの無実を訴え、再審無罪をかちとるため、ともにたたかってくださる方を求めて います。再審に勝利するためには多くの人々の力が必要です。また、再審弁護団のたたかいを支えるための裁判費用等、多くの資金を必要としています。
あなたもぜひ会員になって富山さんの再審を支えてください。

会費の振込先
郵便振込口座番号
〇〇一四〇―一―一五〇六
銀行振込
みずほ銀行 神保町支店
普通口座 一三四六一八八
▼会費は月額一口千円です。
▼あなたの会費は、再審にむけた運
動づくり、再審の裁判費用等に役 立てられます。
▼会員には、月一回、「無実の富山さ んの再審無罪をかちとる会ニュー ス」をお送りします。
▼「かちとる会」では月一回、定例 会を開き、再審をかちとるための 話し合いを行っています。また、 集会や学習会、現地調査を行い、 富山さんの無実と再審無罪を訴え ています。これらの集まりにもぜ ひご参加ください。

 

 

大井町ビラまき報告

うり美さん・・・・・3名
富山さん・・・・・・3名
山村・・・・・・・・1名

今回は、始めてまもなく五十年配の男性が立ち止まってくれた。裁判の仕組みをよくわかっている人らしく、事件の説明にうなづき、「新聞とか見ても、えん罪事件が多いですからね」とおっしゃって快く署名に応じてくださった。
うり美さんや富山さんの羨望のまなざしを横目に、「この一名で、今回の『ビラまき報告』は免れられる。楽勝」と決め込んでいた。富山さんは、駅前に座り込んでいる女子高校生をターゲットにするが、すげなく断られる。
ところが、その後、うり美さんに一人の女性が署名。続いてまた一名。富山さんは、いつも通りかかる知り合いのMさんに、またまた署名してもらう(一体何度 目だ?)。しかも、それが呼び水になったのか、待ち合わせをしながらビラを読んでいた人からも署名をもらう。最初はちょっと躊躇していたこの人は、熱心に 話しかける富山さんに、とうとう署名した。ここで2対2対1。
このあと、うり美さんの前に若いカップルが立ち、青年が唐突に「富山さんは無実です」と力強くおっしゃる。うり美さん、「へっ?」と、狐につままれたよう な顔をしている。青年は「さっきもらったビラを読みました。富山さんは無実だと思います」。駅前で彼女と待ち合わせ、その時もらったビラを読んで戻って来 たらしい。うり美さんに署名をする青年の横に、すかさず富山さんがサッサッサッと寄って来て、青年の彼女からも署名をもらっている。
あれよあれよという間に、3対3対1で、また私がこの原稿を書くことになってしまった次第である。 (山村)

大井町のYさんから

休載

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