カテゴリー
NEWS

ニュースNo.197(2005年2月15日発行)

 

タイトル 無実の富山さんの再審無罪をかちとる会ニュース ●ニュースNo.197(2005年2月15日発行)◎公開学習会を行います
ぜひご参加を
松元ヒロさんから
千葉のGさんから

大井町ビラまき報告

【集会要項】
○日時 4月2日(土) 午後6時開場 6時半開始~9時終了予定
○講師
原田史緒弁護士(富山再審弁護団)
○場所 きゅりあん第2講習室(5階) (東急大井町線・JR京浜東北線  大井町駅下車)

 公開学習会を行います

昨年3月30日、東京高裁第3刑事部(裁判長中川武隆)は無実の富山保信(とみやまやすのぶ)さんの再審請求を棄却する決定を行 いました。これは真実を踏みにじる決定であり、断じてゆるせません。この決定は昨年8月26日の袴田事件の即時抗告に対する棄却決定、12月9日の「大崎 事件」に対する再審開始決定取り消しとともに、いわゆる再審に対する逆流に棹さすものです。
富山さんと弁護団はただちに異議申し立てを行い、審理は現在、東京高裁第4刑事部(仙波厚裁判長)に係属しています。再審への逆流をはね返すためにも、富山再審の開始・無罪をなんとしてもかちとらねばなりません。
「棄却決定」の問題点を明らかにし、異議審勝利に向けて新たなたたかいの地平を切りひらきましょう。 学習会で富山さんの無実と棄却決定の誤り、そして 異議審勝利への認識と理解と確信を深めたいと考えています。4月2日に行う公開学習会に、ぜひご参加ください。

【集会要項】

○日時 4月2日(土) 午後6時開場 6時半開始~9時終了予定

○講師
原田史緒弁護士(富山再審弁護団)

○場所 きゅりあん第2講習室(5階) (東急大井町線・JR京浜東北線  大井町駅下車)

 きゅうりあんへの行き方は図のとおりです。

 ぜひご参加を

4月2日に公開学習会を行います。ご多忙とは思いますが、ぜひ多くの方々に参加していただきたく心から訴える次第です。
なぜ再審なのか、と尋ねられることがよくあります。
もし死刑事件だったら、えん罪で死刑にされたのではたまらないから否応なくたたかいつづけるのだ、とあらためて説明するまでもないことですから「なぜ再 審か」と訊かれることはありません。そうではなく有期刑で、しかもすでに満期出獄している場合、なかなか再審が前提とはなりにくいようです。たとえ無実が 歴然としていてもなかなか再審は認められない、再審が実現するとしてもそれまでに容易ならざる困難が待ちかまえているという事実がよく知られているだけ に、なぜあえて困難に立ち向かうのかと思われる人も少なくないようですが、逆に私はあなたならどうされますかと質問します。たしかに死刑と有期刑では天と 地ほどの差がありますが、しかし、真実が踏みにじられているということでは何の違いもないではありませんか。あなたは、真実が踏みにじられ、あなたの人格 が否定されつづけることに耐えられますか、と。

無実は無罪に

 私は無実です。繰り返し繰り返し主張しつづけてきましたが、私は事件には関与していません。これは厳然たる事実です。したがって、無実の者は無罪とされるべきです。これが原点であり、簡潔でいちばんわかりやすいと思います。
不正をゆるさず、暴虐に屈せず、原点を忘れずにどこまでも愚直にたたかいぬく―これが再審の魂です。再審の厚い壁の前に刀折れ、矢尽きて無念の涙を呑ん だ事例の多さに怖じ気づかないで、のりこえて進むということではないでしょうか。それが先人の無念を引き継ぎ、晴らし、苦闘に報いることになるのではない でしょうか。

 

真実ほど強いものはない

真実に立脚し、不屈に、倦まず、弛まずにたたかいつづければ、蟻のようなたたかいも巨象を倒す力を発揮します。最後は真実が勝ちます。真実ほど強いものはないのです。
あくまでも真実に依拠するたたかいと、あくまでもでっち上げにすがり、虚構の維持に腐心する暴虐と、あなたはどちらに与(くみ)するのかと問いつづけて いるのが富山再審です。まぎれもなく八海、松川や再審無罪の死刑囚をはじめ狭山、袴田等々営々とたたかいぬかれているたたかいと根茎を同じくするものなの です。

富山再審はあなた自身の人権を守るたたかい

私は私の政治主張への同調・支持を要求するつもりはありません。ひたすらでっち上げとのたたかい、ひいては刑事裁判の向上のために立ち上がってくださいと訴えつづけてきました。
そもそも再審のたたかいへの参加は、強制によってもたらされるようなものではありません。主体的判断と決断を問うものなのです。
このたたかいの前進は私のみでなく、すべての人々の人権を守り育てていきます。そうしたたたかいの積み重ねが、私の生きたい社会を形成していく力を培う基盤をなすと私は考えています。
私は、人間が人間らしく生きられる社会に生きたい。そのために努力したい。まず私を縛っているでっち上げの虚構をうち砕くために、そして同様のたたかいをやり抜いている人々と連帯してがんばりたい。
みなさんの決起、いろいろな形態での参加を心から呼びかけたい。そう考えて再審と取り組んできました。
4月2日の学習会にぜひご参加ください。  (富山)

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 松元ヒロさんから

松元ヒロさん(コメディアン)からメールが届きました。

富山保信さま
この度は、「かちとる会」の中で小生のライブのことを載せていただきまして、本当にありがとうございました。
ホームページを開きましたら、そこにも!!! 幾重にもありがとうございます。
いつも「大井町ビラまき報告」を読んで「がんばっていらっしゃるなあ」「よし、俺も!」と元気を貰っております。
益々右傾化し、権力の横暴化が目に余る状態のこの日本ですが、諦めない富山さんのお蔭で「負けちゃいけない」の気持ちを持ち続けられます。
 寒い日がまだまだ続きますが、富山さんはじめ皆さまどうぞ、風邪など召しませぬようにご自愛くださいませ。
メールで失礼とは思いましたが、とり急ぎ、お礼まで申し上げました。

松元ヒロ

○松元ヒロさん紹介(ファンクラブ「松元ヒロを応援する愉快な仲間たち/ヒロポンの会」から)

鹿児島実業高校時代、全国高校駅伝で区間賞を獲り法政大学に推薦入学。だが、アフロヘアーで国立競技場を走り、注目を集め過ぎ先輩よ り反感を買い退部。そんな折り、しなやかに動く身体と陽気な性格を活かせるパントマイムと出会う。教育実習で大いにウケて、法大政治学科を卒業と同時にプ ロのパントマイマーとなり全国を巡る。マイムにあきたらずコミックバンド「笑パーティー」のメンバーとしてコントの世界に進出、独自のマイムコントの世界 を創造する。1985年「お笑いスター誕生」で優勝。
1988年コント集団「ザ・ニュースペーパー」の結成に参加。村山前首相を演じ注目を集める。以後一人芝居やマイムのニュースなどキャラクターを活かした独特な舞台でその個性を発揮。1998年11月独立、ソロ活動に入る。

 千葉のGさんから

 いつも会報を送っていただきありがとうございます。直接集会に行けることは少ないですが、署名が必要なときはいつでも送らせていただきますので、ご連絡ください。(ちなみに、署名の書き方がわからないのですが、教えていただけますか?)よろしくお願いたします。

(千葉のGさん)

大井町ビラまき報告

亀・・・・・3
うり美・・・1
山村・・・・1
富山・・・・1

始める直前からみぞれになった。全員が口をそろえて「寒い、寒い」「やるの?」を連発する。これだけ言えば軟弱分子の私が「寒いから止めよう。風邪をひくといけないから」と応じると思っているらしい。残念でした。やる気なのである。勝つ気十分なのである。
みんなの顔には「どうせ結果はわかっているのだから・・・」「無駄な抵抗はやめたら」と書いてある。「やってみなければわからないじゃあないか」と言いたい。
しかし、結果は冷酷である。残念な結果になってしまった。どうやら私の場合は、やる気だけが空回りというよりはそれがかえって逆効果というか相手にとっ て威圧感になってしまうらしい。これは単純に反省すればすむとか解決するというようなことではなく、そうとう考えねばならないことだ。けっこう深刻な問題 である。なにしろ署名とは相手のあることであるし、しかも署名は相手にしてもらうのだから独り相撲では話にならない。
記事はジャンケンで負けた私が書くことになった。「ビラまき報告は富山さんのコーナーですよ」が現実になりそうな気配である。  (富山)

大井町のYさんから

休載

jump page top