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ニュースNo.232(2008年1月25日発行)

 

タイトル 無実の富山さんの再審無罪をかちとる会ニュース ●ニュースNo.232(2008年1月25日発行)◎新年の挨拶
阿藤周平さんから
かとちとる会に届いた年賀状

大井町ビラまき報告

本年もよろしくお願いします

2008.1.1今年こそは真実と本物が光輝く年に!

(年男の富山保信)

証拠開示がカギです。異議審勝利へ

今年もよろしくお願いいたします。

(かちとる会)

富山再審集会!!

日時:3月22日(土)18時半開会

会場:きゅりあん大会議室(6階)(品川区東大井5-18-1)TEL03-5479-4100

※JR大井町駅から徒歩1分

講師:浜田寿美雄さん(奈良女子大教授-法心理学)

報告:葉山岳夫弁護士(富山再審弁護団主任弁護士)

新年の挨拶

□ 真実が光彩を放つとき

昨年を象徴する語は「偽」と認定されました。昨年だけでなく、この数年は偽りの氾濫ともいうべき有様でした。食品だけではありません。すべてがそうでし た。ワーキングプア、ネットカフェ難民という言葉があたりまえのように語られ、地方は疲弊の極にあり、農民は農民として生きることすらできず、・・・これ でどこが「美しい国」「地方の時代」でしょうか。
しかし、いまや偽りの正体が露呈するだけでなく破綻、崩壊を始めています。刮目すべきは、偽りを乗り越えて真実が光彩を放ち始めたことです。
冤罪とのたたかいもそうです。「富山(とみやまではなく、富山=とやまで起きた冤罪事件です)事件」「志布志事件」と相次いで冤罪が発覚し、冤罪を不可避とする構造がなにひとつ改まっていないことが白日の下にさらされています。
やはり真実は必ず勝つ、真実ほど強いものはないのです。東京高裁第4刑事部は真実と真摯に向き合うべきです。門野博裁判長は、昨年11月、ある刑事事件で 検察官に証拠開示命令を発しています。私の再審請求審をらち外とすることはできません。検察官に証拠開示を命じよ!再審請求棄却決定をあらためて、再審開 始決定を出せ!のたたかいを、強力にやりぬきましょう。
昨年は近年になく若いみなさんとのつきあいが濃密な年でした。そのなかで、「生きさせろ」と叫ぶ若者はけっして特異な例ではなく、今日の行きづまった帝国 主義の下での労働者の普遍的な姿なのだと認識、実感することができました。「格差などない」と言い張っていたデマゴーグ小泉の主張は後継者によって公式に も否定されています。おそろしいことに、格差社会の底辺に落とし込められている当事者の口から「希望は戦争」「こんな現実、未来のない社会は嫌だ。ぶっ壊 してしまえ。こんな社会、体制のなかで温々と暮らしている連中の平和など糞食らえ。戦争でひっくり返せ」という言葉が発せられるという転倒した現実すら生 み出されています。準戦時体制・戦時体制で終始してきたアメリカでは、募兵官が学校で「貧乏人は徴兵志願と引き替えに大学育英資金をもらえ」「『不法』移 民も徴兵志願すればアメリカ国籍が手に入るぞ」と公然と人買いをやっています。このどこが希望でしょうか。やはり希望は革命なのです。すでに全世界的規模 で労働者の決起、反乱が始まっています。日本も例外ではありません。確実に地殻変動が起こっています。
時代の基調は「真実が光彩を放ち始めた」です。私は無実です。これは、何人も否定できない真実です。なんとしても勝ちたい!いっしょにたたかってください。よろしくお願いします。

(とみやまやすのぶ)

阿藤周平さんから

阿藤周平さんより、富山再審を支援してくださっているみなさんへの、新年の挨拶が届きましたので掲載いたします。

新しい年を迎え、みなさんにはお変わりありませんか。
今年は、どのような年になっていくのか、表面は華やかに見える社会も、決して心のやすまることない日々が、待ちかまえているように思われます。司法界に とっても、明年に迫った裁判員制度がはじまります。正に司法の激動期です。いつの世にあっても心休まる日は来るのでしょうか。裁判は国民のもの、国民のた めに存在するのであります。
老いの身に活を入れ、私は冤罪に苦しむ人のない、明るい社会、司法のために皆さんと共に頑張っていきたいと念じています。

阿藤周平

□ あなたもぜひ会員になってください

「無実の富山保信さんの再審無罪をかちとる会」(「かちとる会」)では、富山さんの無実を訴え、再審無罪をかちとるため、ともに たたかってくださる方を求めています。再審に勝利するためには多くの人々の力が必要です。また、再審弁護団のたたかいを支えるための裁判費用等、多くの資 金を必要としています。
あなたもぜひ会員になって富山さんの再審を支えてください。

▼会費は月額一口千円です。
▼あなたの会費は、再審にむけた運動づくり、再審の裁判費用等に役 立てられます。
▼会員には、月一回、「無実の富山さんの再審無罪をかちとる会ニュー ス」をお送りします。
▼「かちとる会」では月一回、定例会を開き、再審をかちとるための 話し合いを行っています。また、集会や学習会、現地調査を行い、  富山さんの無実と再審無罪を訴えています。これらの集まりにも ぜひご参加ください。

▼会費の振込先
・ 郵便振込口座番号 00140-1-1506

・ 銀行振込 みずほ銀行 神保町支店 普通口座 1346188
無実の富山保信さんの再審無罪をかちとる会

  かちとる会に届いた年賀状

かちとる会に届いた年賀状

  

Hさん、依田弁護士、Oさん

 

山脇弁護士、伊藤純子さん

 

Aさん、伊藤純子さんの裏

 

Mさん、神戸市民救援会

 

Tさん、Tさん

 

Aさん、Yさん

 

Iさん、土屋さん

飯島さん (※ その他多くの方からいただきました。ありがとうございました。)

 

大井町ビラまき報告

亀………2
富山……2
山村……1
うり美……0

冤罪と言われて、自分とは直接関係ないと思っている人は多いのではないだろうか。
私自身、想像の域を出ない。直接経験した人にしか語れない真実というものは、確かにあるだろう。

今回は、富山さんに署名をしてくれた35歳の男性の方の話を紹介して報告とする。この方は、以前裁判所に勤めていたこともあるそうである。

彼の同僚が3000万円を横領し、そのうちの2000万円を彼に渡したと供述し、彼も逮捕された。
彼にとっては、全く事実無根の嫌疑だった。
彼は、勾留され取り調べをうけることとなった。幾度も幾度も身の潔白を訴えるが、信じてもらえない。
それどころか、暴力行為さえあったという。
当番弁護士に訴えても、取り合ってもらえなかった。
彼の孤独な闘いは、20日間にも及んだ。
しかし、ようやく嫌疑が晴れ釈放される時がきた。そこで彼が警察に言われたのは「文句があるなら裁判所に言ってくれ」という薄情な言葉だった。
結局、彼はこのことで職場を解雇された。
彼にとっての20日間とは、なんだったろうか。
彼は、こう強調していた。
「免田事件でも再審無罪になったのに、誰も免田さんに謝っていない。それはおかしい」と。
職場まで解雇された彼の人生を、誰も補償してはくれない。
彼のやり場のない怒りは、消えることがあるだろうか。 うり美

2007年署名結果発表!

亀………40
富山……12
山村……10
うり美……08

亀さんの圧勝でした。

大井町のYさんから

休載

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