6月29日、「かちとる会」は以下のとおり、集会を開きます。
ぜひ、ご参加ください。
□日時 6月29日(土) 午後5時30分~
□会場 きゅりあん(第二講習室)
□講演 阿藤周平さん、富山再審弁護団、富山保信さん、他「かちとる会」が東京高裁前でビラまき
2月6日、富山さん、坂本さん、うり美さん、亀さん、山村の5人で東京高裁前で、再審開始を求めるビラまきを行い、約1時間半で800枚をまきました。
「おはようございます。読んでください」とビラをまいていると、突然、「おはようございます。がんばってますか」と逆に声をかけられ、びっくりして相手 を見ると、昨年の「八海五十周年・東京集会」の賛同人になってくださった大学の先生でした。この日は大学のゼミ生や高校生を連れての裁判所見学とのこと で、どうりで、さきほどから大学生らしい若い人や制服姿の女子高生がウロウロしています。
そのあとは、目の前にある裁判所を探して行ったり来たりしている大学生や女子高生に、「裁判所はここ。入口はそっちから」と道案内をしながら、しっかりビラも渡しました。
今回もなかなかいいビラまきだったと思います。
(山村)
「無実の富山保信さんの再審無罪をかちとる広島の会」の大槻泰生さんから
「9・11」は忍耐の限界にきた人たちの決起です。それに対して、アメリカは、「非人道的、反社会的」「不正義」「悪」という言葉を 振りかざして、戦術核兵器と同じ殺傷力を持つと言われる燃料気化爆弾などの無差別大量虐殺兵器を使用して、アフガニスタンの多くの民衆を殺害しています。 個人の「テロ」行為は犯罪だと言われ、国家の行う「テロ」はどんなことをしても正義とされ英雄視される。それは間違いです。
富山さんは、一審・東京地裁で無罪をかちとったにもかかわらず、二審の東京高裁は、権力に逆らうものはこういう目に会うのだという見せしめに、デタラメな論理でもって有罪判決を言い渡し、最高裁もそれを追認しました。
そして、再審請求に対しても、理由にならぬ理由をつけて今日までほったらかしにしています。私はこの状況を怒りと憎しみ、恨みをもって受けとめていま す。富山さんの再審請求を今日まで無視しつづけていることは、私には権力による「テロ」行為にも見えてきます。
私は、今日、富山さんの再審請求のたたかいは重要な局面を迎えたと考えています。今、私たちは何が問題なのか考えてみなければなりません。
日本政府は国際人権委員会に「日本は、弁護人に証拠開示を受ける機会が十分に保障されています」と報告しています。しかし、富山さんの事件にしても、石 川一雄さんの事件にしても、証拠開示は、「十分に保証」どころかまったくなされていないのが現状ではないでしょうか。
裁判所は証拠開示命令を検察官に行えと要求しようではありませんか。そのためにも世論の盛り上げを図っていこうではありませんか。
人権を軽視した司法制度の改革を許さず、自民、公明、保守三党の政治の失敗をわれわれに転化する小泉政権を許さず、人々が幸せに暮らせる世の中をめざして前進しようではありませんか。 (大槻泰生)
□狭山異議審棄却弾劾
1月24日、東京高裁第五刑事部(高橋省吾裁判長)は、石川一雄さんの無実の叫びを踏みにじり、第二次狭山再審・異議申し立てを棄却する決定を行いました。
事実調べを一度も行うことなく、石川さんの無実を明らかにする新証拠をことごとく切り捨て、異議申し立てを棄却した高橋裁判長を許すことはできません。
石川さんは、「強い憤りを感じる。真実はひとつであり、あくまでも自分の信念を貫き、身の潔白が明らかになるまで闘い抜く」と棄却決定を怒りをこめて弾劾しています。
石川さんは、1月29日、特別抗告の申し立てを最高裁に行いました。石川さんのたたかいに連帯し、第二次再審請求・特別抗告審の勝利をかちとっていきたいと思います。 |