集会を行います。ご参加ください。とき 7月8日(土)午後6時半開始 ○講演 中川孝博さん(龍谷大学法学部助教授)
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富山再審の現状と異議審勝利の課題葉山岳夫弁護士前号につづき葉山岳夫弁護士(富山再審弁護団)の講演を掲載します。 ■ねばり強いたたかいで開示させた員面調書一審で員面調書の開示がなされたわけでありますが、弁護団は、1年以上に渡って員面調書を開示せよと、開示しなければ反対尋問が十分 できないと要求し続けました。目撃証人に対する尋問については、まず主尋問を全部やらせたうえで、反対尋問を逐次やるという形でやりました。Oという証人 について、約10回の反対尋問を行いました。この目撃証人は、証言がくるくる変わって一体なにを目撃したのかわからないという状況で、裁判所も音を上げ て、ついに横田裁判長が検察官に対して、正確な証言を求めるためには事件直後の員面調書を開示することが肝要であるということで、員面調書を開示するよう 勧告を出した。この勧告に基づいて、しぶしぶ検察官が員面調書を出してきたわけであります。その員面調書の中身につきましては、当時の目撃証人が見た指揮 者とされる犯人の位置は、一審の公判に出廷した6人の目撃証人のうち、3人の証人については車道上で殴っている人が富山氏であったと言っているわけです。 もう1人は車道上で指揮をしているのが富山氏であるという証言になっています。あと2人は歩道上で指揮をしている、こういう形の供述になっています。つま り、同じ人間が、一方では車道上で殴っている、一方では車道上で指揮をしている、同時に歩道上で指揮をしている。つまり物理学的に絶対に矛盾することが員 面調書で記載されているわけです。これはどう見ても、絶対的矛盾に他ならない。これをこのまま放置するとえらいことになると思ったんでしょう。同じ人間が 同時に3ヶ所で動いているということになるわけですから。このようなあり得ないことをどう整合させるかというのが捜査官の間で大変な問題になっていたに違 いないわけです。 ■一審無罪、二審逆転有罪、上告棄却そういう中で一審の判決が1981年3月5日に出され、無罪判決がなされたわけであります。この無罪判決につきましては詳しくは省略 しますが、いずれも目撃証人の証言について変遷きわまりないということで、証言の信用性について員面調書も含めて検討した上で信用ができないとしました。 Oという人の証言が特に甚だしい変遷をしたわけですが、一番近くで見たと言われている証人について信用性が全くないとした。それからIという証人について も証言の変遷があるというところで信用性を否定する。その他の証人についても同様であります。そのような形で無罪判決がなされたというわけであります。 ■許しがたい再審請求棄却決定その後、再審の準備を積み重ねて、1994年6月20日に再審の請求を出しました。その後、当初は早川という裁判長、すぐに秋山とい う裁判長になり、秋山裁判長から島田裁判長になり、島田裁判長から仁田という裁判長になり、仁田裁判長が替わったかとおもうと最後の中川武隆裁判長に替わ るという状況でクルクルと裁判長が替わって、その間にほとんど実質的な審理がないという状況でした。最後の中川裁判長は、折衝に参加した弁護団の感想は、 「まるで反応がない」「何をいっても全然聞かない。初めから聞こうとしていない」という態度でありまして、やはり、2004年3月30日に再審請求棄却と いう決定を下しました。 ■証拠開示の重要性こういうことを異議申立書のなかで縷々説明して、その上で証拠の開示の必要性についても第四刑事部に行って折衝しているわけでありま す。証拠開示のポイントは、例えば先に言ったOという運転手の後ろの席にいて目撃したというKさんは、富山氏の写真を見て「この人は違う」と、細面で狐み たいな顔をしていた人であった、180センチなんて背の高い人ではなかったと明言しているわけです。弁護団が聞き取りして提出したKさんの証言を新規性、 明白性がないというのであれば、Kさんについての捜査報告書やKさんと一緒に乗っていたKさんのお姉さんの調書があるということを検察官は言ってるわけで すから、それを出すべきだと要求しています。証拠開示もせず、弁護人が出した証拠については、これを蹴るというのではあまりにも不公平であると思うわけで す。 (おわり) |
□茨城のTさんから寒さ厳しきおり、ご自愛ください。 |
□Uさんから「皆様によろしくお伝えください」 というメッセージとともに13000円いただきました。ありがとうございました。 |
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亀・・・・・5 今回からビラまきにOさんが参加してくれた。不思議なもので一人でも多いと力強く感じる。
休載 |
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富山再審の現状と異議審勝利の課題
【初めて参加者された7名を含む59 名で行われた05年11・12集会】

□大崎事件の再審請求棄却確定を弾劾する
新たな年が明けた。今年こそ「開かずの扉」といわれる再審の門を開かせたい。その為には富山事件が冤罪であることを広範な人々に認知させ継承すること。そして、たゆまない運動の継続の必要性を感じる。
日本の社会を揺るがしている建築物の耐震強度・構造計算偽造問題。米国ではブッシュ大統領が開戦の理由にした「イラクの大量破壊兵器(核兵器)保持」が全くの虚偽であった。韓国ではESねつ造。等々、次から次に明らかになる偽造、ねつ造は怒りなくして語れません。






















目撃証言は曖昧である。曖昧さ故に目撃証言をでっち上げられた冤罪は多い。2000年11月に立ち上がった「法と心理学会」は、設立当初から、目撃のガイ ドラインを作ることを意図し、できあがった労作が本書である。英・米にはすでにガイドラインがある。この列島にも早急にガイドラインに沿った第三者機関を 立ち上げたいものである。第三者機関といっても、マンション構造偽造に端的なように、万全ではないが、われわれが見守り人権が守られる列島を早急に構築し たいものである。
立川反戦ビラ弾圧
二審・「逆転有罪」判決は、国家権力・裁判所がよってたつはずの憲法すらあからさまに踏みにじり、治安弾圧にフリーハンドを与えるものだ。公務員・教職 員・外国人のいっさいの意思表明の権利を奪い、封殺して、クーデターに等しいやり方で一気に憲法改悪をやりとげようという「国民投票法」の制定への道を掃 き清める役割を果たそうとしている。いっせいに非難と弾劾の声があがったのは当然だ。大切なのは、現実の裁判においても無罪をかちとり、治安弾圧・治安判 決を叩きつぶすことだ。










今年も早朝、あわただしく広島に向かう。できれば前日のうちに到着して、落ち着いて8・6当日を迎えるくらいの余裕をもちたいものだ。といつも思うのだが、実行されたためしがない。これからも、ずっとこうなのだろう。
バスセンターまで送ってもらう。大槻さんは歴史の生き証人なんだから、一日でも長生きして、一人でも多くに、少しでも多く真実を語ることが役割だ。責任を はたすために、どうせ若い連中の言うことなど聞かないだろうが、全部とはいわないまでもせめて1割くらいは耳を貸して身をいとうようにとくり返す。はたし て効果あっただろうか。
今年も、当日朝、東京を発ち、「8・6ヒロシマ大行動」に参加、その日のうちにとんぼ帰りというあわただしさである。

裁判所は英断をもって再審の開始決定をすべきである。