今回から、大井町での署名集めは、これまでやってきた再審要求署名から証拠開示を求める署名に切り換えて行うことになりました。
「34人の目撃者の供述調書がある」とされているにもかかわらず、検察官は、そのうち7人の供述調書しか開示していません。開示されていない目撃者の中 には、富山さんが「犯人」であることを否定している人がいることが弁護団の調査でわかっています。いまだに開示されていない残り27人の調書をはじめ、富 山さんの無実を裏づける証拠を検察官は隠しつづけているのです。検察官にとって有利な証拠は出すが、無実を訴える被告にとって有利な証拠は隠す、こんな卑 劣なことはありません。
弁護団は裁判所に、検察官に対して証拠開示命令を出すよう求めており、証拠開示を求めるたたかいが焦点になっています。
事件現場である大井町の人々にも証拠開示の重要性を訴えたいということで、今回、証拠開示を求める署名を前面に出して署名集めを行うことになったものです。
また、これまで、立ち止まって話を聞いてくれる人でも、「話を聞いただけでは、無実かどうかすぐには判断できないから」と言って署名は断る人がいまし た。そういう人たちにも、証拠開示を求める署名の「公正な裁判のためにも、まずはすべての証拠を明らかにして審理すべき」「検察官が証拠を隠しつづけてい るのはフェアではない」という主張は受け入れやすいのではないか、これまで署名をためらっていた人たちにも納得して署名してもらえるのではないか、という ことが定例会で話題になり、検討した結果でもあります。
証拠開示を求める新しいビラは富山さんが作りました(6ページにビラの表を載せました。裏面に事件の説明、裁判の経過、申し入れの内容がありますが、紙面の都合で割愛します)。
その成果は、
亀・・・・・・3名
富山・・・・・2名
山村・・・・・1名
でした(うり美さんは体調を崩してお休み)。
今回、署名を終わろうとしていると、杖をついた男性が近づいてきて、何をしているのかと富山さんに話しかけてきました。その人はしば らく前から署名している私たちを見ていたらしく、富山さんの説明に、すぐ署名してくれました。そして、富山さんが無実なのに10年の刑を受けた本人である ことを知ると、「それはご苦労さまでした。大変でしたでしょう」と帽子をとって深々と頭を下げられたのには、富山さんのみならず私たちも恐縮してしまいま した。
この方は、沖縄の名護市出身とのことで、「国家権力というのは平気でそういうひどいことをする。沖縄の例をみてもそれはわかる」とおっしゃっていまし た。また、既成政党に対しても「だらしがない」「選挙の時にしかいい顔をしない。選挙が終わるととたんに住民のことを忘れる」と批判されていました。
その他にも貴重なご意見を伺うことができ、こういう方が署名してくださったことに大変勇気づけられました。毎月欠かさず、大井町駅頭に立っていると時々すばらしい出会いがあるものです。 (山村)
3月19日付で、
「(歩数の)数えなおしありがとうございます。明日のための第23歩目。
季節は桜の咲く季節となりました。
20日以上遅れました」
というお便りとともに2000円。
3月28日付で、
「明日の為の第24歩目。
季節は春を通り越して夏のようです。桜も雨で散ってすぐ葉桜になってしまいました。ぐっと外にいるのも楽になりました(雨と風以外ですが)。(あっと、花見ができなかったか。)」
というお便りとともに2000円を頂きました。ありがとうございました。
練馬区の読者の方から、住所変更の連絡とともに、「『明日のための・・・』を真似して・・・。2000円、お使いください」とカンパを頂きました。
また、以前、集会に参加してくださった大井町の方から、「カンパ。いつも御手紙ありがとうございます。これからも頑張って下さい」というお便りとともに3000円を頂きました。
また、他にも集会に参加された方で、3000円振り込んでくださった方がいます。
みなさん、ありがとうございました。
▼以前、集会に参加してくださった方からニュースのお礼と、職場の都合で地方に引っ越すので今度はそちらに送ってほしい旨のメールが届きました。
お送りしているニュースが確実に読まれていることに大変励まされます。これからもよろしくお願い致します。 |