東京高裁第四刑事部に申し入れ (6月22日)富山さんは無実です
【富山さんが提出した「申入書」】 11月12日(土)に『きゅりあん』で集会を行います。みなさん、ご参加ください。 |
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□高裁申し入れ行動6月22日、「かちとる会」は、富山保信さんの再審(異議審)が審理されている東京高裁に対し申入れを行った。 1985年6月26日の二審逆転有罪判決から20年。これまでも、この有罪判決が言い渡された6月に、「かちとる会」は繰り返し申入れを行ってきている。そして、6月は、再審請求書を提出した月でもある(1994年6月20日に再審申立)。 今回の申入れも、前回と同様、係属部の東京高裁第四刑事部の裁判官はおろか書記官さえ会わず、「裁判官会議で決めた」とかで、東京高裁刑事部の訟廷管理 官が応対した。再審請求人本人の富山保信さんが出向いているのにも関わらず、である。会場もかつてのように書記官室ではなく、1階の、しかも裁判所構内か ら一旦外に出た、入り口脇の部屋である。阿藤周平さんが、「裁判所は変わってしまった」と嘆くのも無理ない状況が続いている。 申入れには、富山さん、関東学院大学の足立昌勝先生、国賠ネットの土屋さん、「かちとる会」から坂本さん、うり美さん、山村が参加した。以下、私のメモに基づいて、それぞれの発言の要旨を紹介したい。 東京高裁からは、訟廷管理官の小山田氏、庶務課の角田氏、近内氏らが出席した。 まず、富山さんが用意した申入書を読み上げたうえで、「裁判官にきちんとこの内容を伝えてほしい。昨年の3月30日、長年放置されたあげくに再審請求が 棄却された。即刻、異議申し立てを行い、現在、第四刑事部に係属している。本来なら、第四刑事部の裁判官に直接会って訴えたいというのが、請求人本人とし ての切実な気持ちだ。しかし、それができないというのなら、ここで私たちが述べたことを正確に裁判官に伝えてほしい」と厳しい表情で述べた。 次に、足立昌勝先生が、昨年、第三刑事部に提出された「要請書」とその賛同人について説明した。 この「要請書」は、富山さんの再審請求が棄却されようとしていることに危機感を抱いた93名の方々が賛同人となり、昨年3月、第三刑事部に提出されたも のである。一昨年10月8日に第三刑事部から「求意見書」が弁護団に届いたあと、浜田寿美男先生をはじめとする呼びかけ人の方々の呼びかけに応えて、心理 学者、法学者、弁護士等93名の方々が、「(検察官が開示を拒否している証拠の中には)確定判決の成否を左右しかねない重大な証拠が存在する可能性があ り、真実を追求すべき裁判所として、このような証拠を未開示のまま、再審請求について判断するようなことがあってはならない」「本件再審請求の審理がどの ようになされるかは、日本の裁判所の目撃証言についての認識のレベルがどのような水準にあるかを世界に示すものとなるとともに、今後の日本の刑事裁判の行 方を左右する」「慎重かつ公正な審理のうえで、後世の批判に耐えうるような決定を出されるよう望む」とする要請書に賛同し署名してくださった。足立先生 は、この時、署名した方々を代表して、東京高裁第三刑事部にこの「要請書」と賛同署名を提出されたのである。 第三刑事部は、この多くの方々の要請を踏みにじって棄却決定を下した。 その後、この要請署名は、第四刑事部あてに、さらに拡大して集められつつある。今回の申入れで、足立昌勝先生は「呼びかけ人を代表して要請したい」と、 第四刑事部あてに用意した「要請書」を読み上げ、「この事件は目撃証言が争点となっている事件である。特に私が注目しているのは、この目撃証言について、 0・4の視力しかない目撃者が16・45m先の人物を正確に認識することはできないという、実験に基づいた鑑定書が提出されていることである。科学的見地 に基づいたこの証拠に、第三刑事部は真正面から向き合うことなく、棄却決定を下した。第三刑事部の時に多くの方々から『要請書』に賛同を頂いた。第四刑事 部に再度、さらに拡大して集めて提出したいと考えている。第四刑事部の裁判官には、ぜひ公正な審理のうえで、弁護団の異議申し立てを認める決定をお願いし たい」と述べられた。 富山さんも、「2003年10月8日に裁判所から『求意見書』が届いた。弁護団の意見書が提出されるとともに、多くの方々から、『慎重かつ公正な審理を お願いしたい』という署名が集まった。2カ月くらいの間に、心理学者、法学者、弁護士をはじめとする93名の方々から署名が届いた。これに第三刑事部は応 えようともしなかったのは許せないことだ」と発言した。 足立先生は、さらに、「『法と心理学会』という学会が数年前に設立された。その設立大会で、私と九州大学の先生が富山事件について報告を行い、確定判決 の問題点について批判した。日弁連の研究会でも富山君の再審が検討されている。法律や心理学に関わる多くの方々が、この事件の確定判決はおかしいとしてい る。裁判所がこうしたことをまっとうに見ないでいいのか。なぜ、事実から目を背けようとするのか」と追及した。 富山さんも、「今、足立先生がおっしゃった『法と心理学会』で、目撃証言に関するガイドラインが検討されており、ほぼ完成に近い。今年中にも公刊される 予定になっている。裁判所が目撃証言について審理する場合のガイドラインともなるものだ。ぜひ、裁判官に読んでもらいたい」と述べた。 この後、「かちとる会」の坂本さんが、「僕には、この事件と富山さんがどうにも結びつかない。『有罪だ』とする裁判所が言っている論理は『世にも不思議 な物語』としか思えない。こんなことが通っていいのだろうか。警察は、富山さんの考えとか活動をつぶそうとして、とにかく逮捕したのではないかと思う。真 実がどうかではない。有罪を下した裁判所、再審請求を棄却した裁判所も、事実を審理するのではなく、富山さんの思想を裁こうとしたのではないか」と発言さ れた。 土屋さんは、「国家賠償事件に携わってきた。現在、愛媛の教科書裁判で裁判官の不作為に対して国家賠償を求めている。今日、ここで富山さんたちが述べた ことを裁判官にきちんと伝えてほしい。本当は直接伝えられればいいのだが。あなた方が窓口なのでしょうから、きちんと責任をもって伝えてほしい」と訴えて くださった。 山村は、「一審の時からずっと公判を傍聴してきた。この裁判に携わって30年近くになる。一審、二審の過程の公判を傍聴し続け、この事件の目撃者たちの 証言を聞き、その不確かさに驚いた。デタラメとも言える内容だった。富山さんが犯人ではないこと、目撃証言が誤っていることは、公判を傍聴し続けてよくわ かった。一審の裁判所は、この目撃証言を信用できないと、正当な判断を下して無罪とした。にもかかわらず、二審の裁判官たちは、目撃者たちの証言をきちん と検証しようとせず、目撃者を取り調べた警察官の証言だけを根拠に有罪とした。有罪判決が出された時も傍聴席にいたが、目の前で真実が踏みにじられたと心 底思った。再審請求書をきちんと読めば、富山さんが無実であることははっきりする。きちんとした検討も行わず、この再審請求を棄却した第三刑事部は真実を 見ようともしなかったとしか思えない。第四刑事部の裁判官には、ぜひ事実審理を行って頂きたい。弁護人が再審で提出した目撃証言や鑑定書を調べれば、真実 はたちまち明らかになる。ぜひ、第三刑事部の棄却決定を覆し、再審を開始してほしい」と述べた。 うり美さんは、「10年以上前から『かちとる会』に参加して、この事件に関わってきた。この事件では、目撃証言の信用性が問題になっている。目撃者の供 述を見ると、当初は『165センチ』と言っていた身長が、富山さんの身長に合わせる形で『180センチ』に変わっていく。これは、誰が見ても、どんな素人 でもおかしいと思う。また、『丸顔』が『角張った顔』に変わっていくなど、人を見た印象がこんなにも変わっていくことはあり得ない。しかも、それが、顔、 身長、体格、年齢、すべてにわたって変遷していく。明らかにこの事件の目撃証言は作られたもの、作為を感じる。しかも法廷に出てきた目撃証人はほんの一 部。残りの目撃者の調書をぜひ開示してほしい。富山さんが犯人ではないという証拠が必ずあるはずだ。私は、この事件は難しい事件ではないと思う。公正な目 で見てもらえれば、富山さんの無実ははっきりする」と証拠開示の重要性を強調した。 最後に富山さんが、「1974年の10月3日に事件は起きた。私は、翌年の1月13日に逮捕され、2月3日に起訴された。逮捕された時、なぜ逮捕された のか、私には想像もつかなかった。警察署で罪名を知らされ、血が逆流するような怒りを感じた。やっていないという私の訴えに応え、一審は無罪判決だった が、二審で逆転、有罪となり、その場で収監された。最高裁は事実審理もせずに上告を棄却した。一審無罪、二審有罪なのだから、少なくとも最高裁はきちんと 審理をして判断すべきなのに、それをしなかった。大阪刑務所に服役中の1994年に再審を申し立てた。これまで、5人の裁判官が代わったが、だれ一人きち んとした審理をせず、放置されたまま、中川裁判長は棄却決定を下した。これは門前払い以下である。弁護団や私の主張について答えているのならまだしも、 まったく審理していない。第四刑事部の裁判官には、きちんと向き合った審理をお願いしたい。審理をするのが裁判官の責務ではないか。この事件を支援してく ださっている方に八海事件の阿藤周平さんがいる。何回か申入れにも来て頂いた。今日は体調がすぐれず上京できなかったが、阿藤さんが、真実は必ず通るとい うことを信じて獄中で頑張ってこれたとおっしゃっている。これは私の気持ちと同じだ。また、阿藤さんは、裁判官はきちんと審理せよ、きちんと審理をしさえ すれば、無罪になるのは明らかとおっしゃっている。そのとおりだと思う。正面から向き合ってください」と訴えた。 訟廷管理官の小山田氏は、「わかりました。必ず、みなさんが言われたことを伝えます」と言ったが、訟廷管理官たちの態度を見ていると、今回の申入れの内 容がどれだけ第四刑事部の裁判官に伝わるのか、はなはだ心もとない。しかし、雨の中を、足立先生はじめ、土屋さん、坂本さん、うり美さんと、駆けつけて下 さった方々がいる。療養中のため、残念ながら今回は参加できなかった阿藤さんからも、申入れ直前に、元気の出る手紙が届いた。その阿藤さんの手紙にもあっ たが「横たわる巨大な壁(国家権力)、それに負けずに何べんも挑んでゆく、これこそ真実の闘い」である。「名張毒ぶどう酒事件」の再審開始の例もある。ま だまだこれからだ。諦めた時が負けだ。倦まず弛まず闘いを積み重ね、再審の「厚い壁」を打ち壊したい。真実こそがその鍵だ。うっとうしい梅雨空の下、久し ぶりに晴々とした気分で裁判所を後にした。 |
□申入書6月22日の申し入れ当日、富山さんが提出した申入書です。 申入書 |
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□『社会の鑑』(足立昌勝さんのホームページ)から 高裁第四刑事部への申し入れを行っていただいた足立先生のホームページに、早速当日の申し入れ行動の意義が掲載されましたので、許可を得て転載します。 今日は東京高等裁判所に行き、3月30日に同裁判所刑事第三部で棄却された再審請求の異議審を担当する刑事第四部に、再審開始決定の要請を行った。 |
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裁判所は英断をもって再審の開始決定をすべきである。
「ドクダミの友」伊藤純子さん
富山再審11・12集会証拠開示が再審の扉を開く!
みなさん、東京高裁第三刑事部は昨年(2004年)3月30日付で、1975年1月13日の不当逮捕以来30年にわたって無実を訴えてきた富山保信(とみやまやすのぶ)さんの再審請求を棄却する決定を行いました。
『無実の富山保信さんの再審無罪をかちとる会ニュース』100号









力 関係を逆転だ。と意気込んだのだが、さっぱりである。ある顔見知りの人など亀さんのところで署名した後、私のところに来て「ご本人に署名してあげればよ かったわね」。結局、顔見知りの署名は亀さんが2、私は1。狸の皮算用に終わったわけである。顔見知りに期待するという情けない料簡とはきっぱりと縁を 切って、着実に署名を集めるというオーソドックスな道を進まねばならない。
ニュースは「大井町ビラまき報告」から読み始める人が多い。というよりは、そういう人が圧倒的多数である。そして、私が負け続けるのを「楽しむ」人と、 「かわいそうだ」「見るに忍びない」から止めたらどうかと同情する人と、もっと成果を上げろと叱咤する(激励がないのだ、トホホ・・・)人とに分かれる。
3月10日、東京高裁第三刑事部は、横浜地裁による横浜事件の再審開始決定を支持する決定を行った。検察側も最高裁への特別抗告を断念した。これによって再審開始決定が確定し、再審公判が始まることになった。
木下先生は2002年6月29日の富山再審集会に参加され、「(裁判所は)富山さんの再審を開始しなければならないことを知っていながら、引き延ばしてい る。私も何回か富山さんと一緒に裁判所に抗議にまいりました。なぜこんなひどいことが行われているのかということに対して、一言も反論することができな い。そのことからもわかると思います。
かちとる会のみなさん、富山さん。『2005年を着実な前進の年に』をわたしも誓い合いたいと思います。
『女子高生』を、陶酔する覚醒する錯乱するおじさんの『おかず』にしてしまってはいけません。一回、女子高生だけ狙いにしてみてはどうでしょうか。十筆はかたいと思いますよ。
【集会要項】

私は無実です。繰り返し繰り返し主張しつづけてきましたが、私は事件には関与していません。これは厳然たる事実です。したがって、無実の者は無罪とされるべきです。これが原点であり、簡潔でいちばんわかりやすいと思います。
寒い日がまだまだ続きますが、富山さんはじめ皆さまどうぞ、風邪など召しませぬようにご自愛くださいませ。
一 九九四年の再審請求から数えても十年近くの年月をたたかい続けてきた。東京高裁第三刑事部は、この再審を棄却した。確かに悔しい。この十年を何だと思って いるのか。怒りがこみあげてくる。しかし、負けたという気がしない。それは、攻めて、攻めて、押し続けて、押し続けて、そのうえでの棄却決定だったからだ と思う。私たちは完全に裁判所を追い詰めていた。それは「棄却決定」の内容からも窺える。論理としては完全に破綻しながらも、無理やりこじつけての「棄却 決定」。権力としては、富山再審を認めることは、「法の安定」の観点から考えてもどうしてもできなかったのだろう。
日産サニー事件にみられるように、一度開かれた再審の門が閉じられるなど、再審を取り巻く状況は未だ厳しく、茨の道である。しかし、今年もひるむことなく、諦めず、今までやってきた事を糧とし、大きな力となって厚い再審の門を切り開きたい。(うり美)























は「年間総括をせよ」と迫る。しかし、原稿のやり直しでがっかりしている当方はやる気がしない。今回はさぼる。



事態はそれにとどまらない。これを見ていた若い男性が「私もします」と寄ってきた。年齢は「32歳」とある。これで平均年齢がぐっと若返った。
大山(鳥取県)
この企画で、「目撃供述・識別手続に関するガイドライン(案)」が提起された。
富山再審事件で、発達心理学・法心理学の立場から目撃者の供述変遷につき鑑定書を提出している浜田寿美男先生が、このほど『取調室の心理学』(平凡社新書)という本を刊行した。以下、感想を交えながら紹介したいと思う。
cat on the zabuton
が幕を切って落とした。下馬評は論じるまでもない。だが、勝負はやってみなければわからない。

8月26日、東京高裁第二刑事部は即時抗告を棄却する決定を行いました。断じてゆるせません。
1976年3月の北海道庁爆破事件で死刑が確定し、現在札幌拘置支所に拘置されている大森勝久さんの再審請求審について、注目すべき記事が北海道新聞(9/30)に載っていたので紹介します。
8月26日、東京都教育委員会は来春開校する都立の中高一貫校である白鴎高校附属中学で使用する歴史教科書に、扶桑社版を採択しました。ご存知の通り、扶 桑社版教科書は「新しい歴史教科書をつくる会」の主導で編集された日本のアジア侵略を開き直り、正当化するために歴史の偽造を重ね、戦争を賛美し、戦争へ の道を開くものであると多くの人々の指弾を浴び、採択率が0・1パーセントにも満たないものです。それを、都教委は秘密裏に任命した教科用図書選定審議会 の調査研究資料をもとに、5分あまりの審議で採択してのけました。審議会は、メンバーも審議内容も調査研究資料も公表されていません。
長野・愛知両県で発生した一人暮らしのお年寄りら4人が殺される事件の遺族の一人が「長野県警から犯人扱いされた」と抗議・弾劾されています。
亀・・・・7
さすれば、おのずと書くのは・・・」
おぬしもワルよのう」